設計監理方式では設計担当と施工担当が分離されているため、どこの工事会社に工事を依頼するのかは、管理組合が決めなければなりません。そのためSNコンサルタンツでは、工事に向けた準備が整ってきた段階で、工事会社の選定に関し、専門的な立場からアドバイスしています。加えて、施工条件や見積条件に関する折衝や、見積比較表の作成など、工事会社選定をサポートします。
1.見積依頼会社選定（一次選考）
数多くある工事会社の中から見積を依頼する会社を募集します。その際、管理組合と(1)会社の規模（資本金・技術者数）、(2)過去の実績、(3)経営状況、(4)現場代理人の資質などの応募条件を協議の上で決定。それをもとに「見積要項」を作成し、工事会社を募ります。応募してきた工事会社を一覧表にして比較、見積依頼する会社を絞り込みます。
2.見積比較（二次選考）
見積りを依頼する会社にSNコンサルタンツから見積依頼資料（見積要項・仕様書・改修範囲図・既存図面・参考数量内訳書）等の資料一式を送付します。その後、見積依頼した各社に現場の状況を確認してもらい、質疑応答も行います。提出された見積書を工事項目ごとに比較検討できるよう、見積金額比較表を作成。内訳書から単価の妥当性などの分析と評価を行い、ヒアリングを依頼する会社を管理組合様との協議の上、選定します。
3.ヒアリング会の開催（最終選考）
会社を決定するため、二次選考で選定した工事会社を招集し、ヒアリング会を開催します。まずは各社が過去の実績や技術力などのPRと修繕工事に関するプレゼンテーション行い、依頼主である管理組合様と監理者（SNコンサルタンツ）からのヒアリングと質疑応答を実施します。その後、各社の意欲や提案力、現場代理人の人柄や対応力など、総合的な観点からを審査し、1社に絞り内定します。
4.総会・臨時総会（工事承認）
管理組合の通常又は臨時総会にて、大規模修繕工事の実施計画と施工会社、工事金額、実施工期などの議案を上程いただき、、組合員（居住者・所有者）の承認を得ることで工事実施が決定されます。SNコンサルタンツは議案提出に必要な資料を作成するとともに、総会にオブザーバーとして出席し、質問等に回答するなど、管理組合および組合員に寄り添い、サポートします。
